漫画読書感想文集

大好きな漫画や様々なことを思ったままに綴っていけたらと思っています。ネタバレも出てくるかと思いますので、連載中の作品を中心によくよくご注意くださいますよう

ROUTE END

「ジャンプ+」で連載しているサスペンス漫画なのですが、これがすごく面白い。

特殊清掃員という仕事に携わる人たちの周りで殺人事件が起こります。それを発端とした人間関係や過去のできごとなどが絡んでいくという展開です。というかまだまだ連載途中なので、どちらかというと「これから更に絡んでいくことが予想される」作品ですが(笑)

特殊清掃員とは遺体が発見されたアパートなどを清掃・修復する仕事ですので、死体に遭遇する確率は普通の人よりは高いのかもしれません。そのような設定はサスペンス物語の舞台としてすごく自然なように思えます。(金○一やコ○ン等とは違うというか……)

 

 

緊迫感のあるストーリー

初回から殺人事件から始まり、主人公の周囲の人間にも被害者が出ます。正直言って先が読めないので(他の方はどうかわかりませんが、とりあえず私は全く先が読めません……)、かなりハラハラさせられます。なんていうか「殺されるフラグ」が立ってる人もいて、そこでフラグ通り殺される場合もあればそうではない場合もあり、でさっぱりわからないんですよね。

もうかなり先が見えているという方もいらっしゃるかもしれませんが、正直言ってまだまだ全然わかりません。かなり関係も複雑化してきています。

 

人間味あふれる登場人物

主軸であるサスペンス展開がなかなか理解しきれていないにも関わらず、私が本作を楽しめているのには、この作品のサスペンス要素以外の部分が大きいです。清掃会社の社員たちはなかなか特徴的なメンバーが揃っています。彼らは色々な問題を抱えながらもこの会社で働いており、この仕事をしている意義、そしてこの仕事をすることによってある種の癒しを得ています。

また最近要注目になっていきているのが、警察の人たちです。くせのある刑事さんが何人か登場しており、その刑事さんたちの推理していく能力に素晴らしいものがあります。最近の展開など普通では思いつかないような捜査のシーンがあり、それは本当に熱くなりました。またそれに反して描かれる家庭でのひんやりした状況もこれはこれで……

まあ、この辺はまだまだこれからの展開なので今後がとても楽しみです。

 

 

実写映画のような絵

最初に特殊清掃員という仕事が設定としてとても自然であると述べましたが、この作品はこの自然さというかリアルさが一つの魅力のように思えます。

絵に関してですが、これがとてもリアルで(ただ単に写実的というわけでもなく)、かなり好きです。すごく大事な場面での描写が実写映画の1シーンのようになります。迫真の演技のように迫ってきて、場面にくぎづけになります。あまり他の漫画ではないのではないでしょうか。

 

「ジャンプ+」はインタネット上で一部無料で読めますので、試しに読んでみるのもいいかもしれませんよ!